□■日本希望製作所メールマガジン■□━━━━━━━━━━━━━
希望の風便り 第4号 (2010年1月27日)
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■□■ INDEX ■□■
1 ごあいさつ:NPO法人としての活動へ前進します
2 コラム:韓国統一地方選の年の始まり
3 イベント案内:姜乃榮研究員報告会
4 レポート:「第7回 希望の種を探そう」に参加して
5 完州(ワンジュ)郡視察レポート
6 韓国市民社会トピックス:BSE報道番組への判決
7 編集後記
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■1■ごあいさつ:NPO法人としての活動へ前進します■■■
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日本希望製作所は、このたび内閣府より認証を受け、
特定非営利活動法人としての活動をスタートしました。これから、
従来に増して活発な活動を展開したいと考えています。
韓国と日本の市民は、市場原理主義の政治経済により、いまや生活
と生命の危機に直面しています。この状況のもと、日韓両国市民は
「希望の代案」提起への強い意志を示しています。
私たちは朴元淳氏並びに希望製作所と連携しつつ、「希望を現実にする」
市民活動への触媒となりたいと祈念しています。
林泰義 特定非営利活動法人 日本希望製作所理事長
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■2■コラム 韓国統一地方選の年の始まり■■■
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菅原敏夫
日本希望製作所 副理事長
(財)地方自治総合研究所 研究員
今年6月2日に韓国で統一地方選が行われる。
韓国の地方選はたとえ途中で議員や首長が辞任しても残任期間性
なので、完全な統一選となる(日本の統一率は3割を切ってしまった)。
だから統一地方選は韓国では大統領選の中間総括、前哨戦という
意味合いを帯びる。前回の統一地方選ではハンナラ党が圧勝し、
時の勢いを見せつけた。
そんなこともあって韓国では地方選に対する関心が徐々に高まりつ
つあるようだ。昨年後半、韓国の人たちと地方選について話す機会が
何度かあった。年末にはハンギョレ21の記者、チョ・へジョンさんと話した。
日韓の地方自治法はよく似ているので地方選の意味合いや課題も
似てくる。しかし違いもある。その一つが地方選に果たす政党の役割
だ。韓国では地方選でも政党化が進んでいて、無所属候補やローカ
ルパーティの出番はほとんどない。だが日本では立派に役割を果た
しているし(首長ではほとんど、議員も大都市以外の市町村ではほ
とんど無所属候補。それはそれで問題をはらむが)、地方政治の多
様性の源だ。その違いに話が弾んだ。
一方、日本でも政党化は進んでいる。先の東京都議選の純粋無所属
の当選者は、127人中たったひとりだった。政党化された韓国の地方選
から目が離せない。
「自治」というものは国家が保障するものではなく、市民社会が支える
ものだ。国家間にどのような距離があろうとも日韓の市民社会が
つながっていれば、「自治」もつながっている。だとすれば、身近な
政治の動向に私たちは無関心ではいられない。
2010年の韓国統一地方選は、2011年の日本の統一地方選に
きっと連動している。
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■3■イベント案内■■■
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◇姜乃榮研究員報告会
「地域と地域から紡いでいく日韓交流
―日本での経験をふまえて」
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日本希望製作所の姜乃榮(カン・ネヨン)研究員が今年の3月で
韓国に帰国することになりました。
姜乃榮は、韓国ではソウル市でも貧困地域である冠岳区(クヮナック)
で活動家として地域運動に携わり、2004年に来日してからは、
首都大学東京修士課程に在籍し、09年には修士課程を修了
しました。
2007年の日本希望製作所設立に参画して以来、主に視察を担当
してきましたが、数多くの視察を行うなかで、日韓の地域と地域を
つなげるコーディネーターの役割も担ってきました。
今回、これまで経験してきたこと、感じてきたことを報告し、また、
この報告を通じて、これから、日本と韓国がどのような関係をつくって
いけるのかについて、皆さんと考えてみたいと思います。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
【日時】2010年2月22日(火)18時半~20時
20時より、送別会を行いたいと思いますので、ぜひご参加下さい。
【会場】 日本希望製作所事務所
千代田区飯田橋1-8-9 ニューシティハイツ飯田橋401
電話・ファックス:03-6272-6041
map http://bit.ly/hopemaker_map
【参加費】 社会人1,000円、学生500円
送別会 2,500円
【申し込み】
hopemaker@mail.hopemaker.org までメールでご連絡下さい。
件名:2/22申し込み
名前:
携帯連絡先:
姜乃榮へのメッセージ(任意):
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■4■レポート
「第7回 希望の種を探そう」に参加して■■■
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12月23日に開催された「第7回 希望の種を探そう」に初参加
された、和田さんより、レポートをいただきました。
今回の「希望の種蘇探そう」では、2009年を振り返る話し合いが
行われ、個人的なことから、「政権交代」などの政治的なことまで
話題になったり、韓国の若者と日本の年配の方の間で「金大中」の
評価をめぐり議論しているのが聞こえたり…と、意見交換も活発に
行われたそうです。
また、韓国に帰国前のインターンのチョン・スヨンさんの発表では、
スヨンさんの等身大の発表に圧倒され、襟をただされる思いでお聞
きくださったということでした。
「仲間づくりと歴史的経験の継承・共有、ここに日韓交流の意味と
「希望の種」がある気がしました。」とおっしゃる和田悠さんの参加
レポートはこちらからご覧ください。
http://hopemaker.blog40.fc2.com/blog-entry-40.html
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■5■完州(ワンジュ)郡視察レポート■■■
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昨年12月18日から21日まで、韓国全羅北道完州(ワンジュ)郡の視察
が、「コミュニティ・ビジネスの中間支援組織」をテーマに行われま
した。
今年の3月に、完州郡はコミュニティ・ビジネスセンターを設立しま
すが、希望製作所からも研究員が派遣され、その運営に携わっていく
予定です。
今回の視察は、コミュニティ・ビジネスセンターの設立に向けて、
コミュニティ・ビジネス推進にあたっての中間支援施設や行政の役割
をテーマに実施されたもので、中間支援施設の運営をどのように行っ
ているか、財政基盤をどのようにつくっているか、行政がどのような
役割を果たしているか、また、農業を活性化させる手立てをどうして
いるかを調査しました。
一か所あたりは短い訪問時間でしたが、訪問したメンバーからは、
「地域の資源調査を、人を中心として、人を発掘する作業が必要だと
思った」「住民として地域のNPO活動に関わっている公務員は韓国には
ほとんどいないので、印象的だった。」「人材に不足する韓国の地方
として、これから教育事業が重要な役割を担うと感じた」「農業を楽
しむまでの余裕がなく、すぐに収益を生む事業にしていかないといけ
ない韓国と日本の差を感じるとともに、農業をどう支援していくのか、
改めて考えた。」などの感想が出ました。そして、この視察の成果を、
コミュニティ・ビジネスセンターの運営で、すぐに役立てようとして
いる姿が印象的でした。
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■6■韓国市民社会トピックス:BSE報道番組への判決■■■
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1月20日に、ソウル中央地方裁判所刑事13単独ムン・ソングァン判事
が出した判決が物議を醸しています。2008年4月に MBC(文化放送)
の番組「PD手帳」が放送した「緊急取材! 米国産牛肉、果たして狂牛
病から安全なのか」が、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)の危険性を歪曲・
誇張報道して、チョン・ウンチョン前農林水産食品部長官らの名誉を毀損
した疑いなどで制作したスタッフたちが起訴されていたのですが、今回の
判決では、判事は「PD手帳」の制作者5人全員に無罪判決を言いわたし
ました。
検察はこの判決に不服を申し立て、直ちに控訴するということです。
また、保守団体は、この判決に強く抗議し、デモを行っています。与党は
この判決に不快感を示し、このような判決を下した裁判所を問題視し、
調査すべきと主張しています。一方野党は、検察が李明博政権寄りの
捜査を行っている、司法を抹殺しようとしているなどと強く批判しています。
「BSE国民対策会議」の諮問委員である専門家と対策会議に参加した
主だった市民団体は共同で下記のような見解を発表しています。
・PD手帳の判決は専門家たちの立場からみれば極めて正常な判決である
・検察、ハンナラ党、保守マスコミの該当裁判所への攻撃は司法抹殺で
民主主義を破壊する行為である
・李明博政権がすべきことは、司法を揺さぶることでなく、アメリカ
産牛肉の輸入条件を再(交渉することである
また、対策委員会の専門家である諮問委員会は「PD手帳の報道に関わる
無罪宣告の科学的根拠」という発表するなど、現在現在大論争が展開さ
れています。
※「PD手帳」は1990年から始まった報道番組で、MBCの看板番組でもある。
BSEの番組放送後に「ろうそくデモ」が行われるなど、大きな影響をもた
らした。内容に誇張があると「放送通信審議会」から懲戒処分が下されて、
MBC側は謝罪放送を行ったが、MBCの労組がをれを阻止しようと騒ぎが
起こったことがあった。
※BSE問題からろうそくデモへの経緯、その社会的影響などは、
書籍「ろうそくデモを超えて(希望叢書)」にて詳しくレポートしています。
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■7■編集後記■■■
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1月に入り、ソウルは大雪が降りました。100年ぶりだそうです。
希望製作所の仕事始めは1月4日でしたが、出勤もままならないような
状態だったそうです。気温も零下15度を下回ることもしばしばあるとか。
ふと、携帯ストラップにしている練炭キャラクターが目に入りました。
誰も練炭だとは思わず、時々「焦げたスイカ?」と言われたりもしますが、
韓国の貧しい人や北朝鮮の人に練炭を贈る活動をしているNGOの
キャラクターストラップです。
家の前に使用済みの練炭が積み上げられた風景は、20年前には
冬の風物詩でしたが、石油ボイラーが主流をしめる今では、ほとんど
目にしません。ヨンタン(ヨンタンは韓国語で練炭)のニコニコ顔を、
機会があれば皆様へお見せしたいと思います!
(桔川純子)
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日本希望製作所メールマガジン「希望の風便り」
第4号 (2010年1月27日配信)
発行責任者=林泰義(日本希望製作所 理事長)
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皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。
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Posted by ミネ

